▲舞台は内戦後のスペイン。夫を失った母が娘（主人公）とともに
再婚相手の大佐のいる砦（古屋敷）に向かうところから始まる。
感受性ＭＡＸの時期に再婚ってアレなパターン多いよね。


▲ゲリラ狩りに精を出す大佐。無実の親子を躊躇することなく
撲殺、銃殺する残虐性を見せる。全然ファンタジーじゃない。


▲…と思ったら森で出会ったナナフシが妖精に変身して
少女を迷宮へいざなう。


▲屋敷の近くにある迷路の奥でパンと出会う。
おもいっきりファンタジーもので面食らったけど、
こうして戦争パートとファンタジーパートが同時進行していきます。


▲少女を夢の国のプリンセス扱いするパンは、何も書かれてない
一冊の本を渡します。１人で見るように（大人に見せないように）約束しながら。


▲一方大佐とゲリラの消耗戦は続く。


▲最初の試練を達成してカギを入手する少女。
現実にものを持って帰ってるものの、誰にもしられることなく
こなしていくから、大人の目を介してではないので
現実なのか彼女の妄想なのか、いい意味であいまいな展開が続きます、


▲身重の母を心配して試練に行こうとしない少女に対して、
じれて寝床にやってきたパン。マンドラゴラの根を渡して
ベッドの下に置くようにいいます。そのとおりにしたら
母の状態がみるみるよくなって、次の試練にいけるように。


▲続いてパンは次の試練を課すのだが、
「だが 何も食べるな飲んでもいかん」と約束させます。
これが例の発言か。


▲チョークで書いた扉の中にはいると、
微動だにしない怪物と豪華な食事が。
明らかな罠なのですが…！


▲食べるなといったのに、躊躇なくブドウを食べちゃった……。
しかも付き添いできた妖精の制止を手で払うほどのダメっぷり。


▲ブドウを食べてる少女の後ろで、、、お察しですね。


▲皿の上に置いていた眼球を手にはめこんで目覚めたのがこの怪物、
ペイルマン。どっかで見覚えがあるぞ・・・。


▲妖怪・手目といっしょだね。ただ監督曰く、
キリストの聖痕に目をはめ込んだエイの化け物という
イメージだったらしく、奇遇にも似てしまったようですね。


▲結局ペイルマンに妖精を貪り食われるわ、大変な目にあって
帰ってくるのですが、宝物を取ってきたはいいものの
約束を破ったとして試練は失敗に。王女への道は閉ざされます。


▲失意の中、母親のベッドの下に入れておいたマンドラゴラが
大佐に見つかってしまい暖炉に放り込まれることに。
ここでも少女はポカをしてしまいます。ベッドの下に
もぐりこんだはいいものの、マンドラゴラに話しかけてしまい
大佐に存在がばれてしまいます。もちろんマンドラゴラは
母親の様態をよくしていたものなので、悲鳴とともに焦げていく
マンドラゴラとともに様態は悪化、軍医を呼ぶ羽目になります。
でもこの時点でマンドラゴラを親たちも見ているので、
現実にパンから受け取ったものなのでしょうか？
そもそも少女の妄想でマンドラゴラと思われる物騒なものを
ベッドに仕込んでおいたのでしょうか。そして大佐の逆鱗に触れ
母親が気を病んでしまったのか…。


▲母親は弟を生んで死亡。内戦の悪化の一途をたどり
絶望の中で再びパンがやってきて、最後のチャンスを与えます。
それは生まれたばかりの弟を連れてきて、例の迷宮にいくこと。


▲これが最後の試練とかいいながら、手にはナイフ状の宝物が。
この時点で不穏なのですが、最後の望みをかけて迷路へ…。


▲大佐から弟を奪い逃げ出したものの、後をつけられてしまう少女。
大佐は少女に薬を盛られて意識が朦朧としていましたが、
パンの姿は見えていないので少女が独り言をいっていると思っています。
ここでもリアルとファンタジーが入り混じった演出になっています。


▲パンに弟を差しだすことを拒否した少女は
大佐に撃たれて弟を奪い返されます。
ここでオープニングにつながるわけです。


▲薄れゆく意識の中で、夢の国の王が少女を迎え入れます。
最後の試練は自己犠牲で、弟を救ったことで王女として認められました。


▲少女は夢の国で何世紀もずっと愛されながら過ごしましたとさ。
めでたし、めでたし。

…って、めでたくなーい！　約束を破る少女にやきもきさせられましたが、
そもそも約束を破らずに達成する映画があるものかと考えました。
なんかおもしろい映画があったら教えてください。
huluなどで見れる範囲で見ます。ドッグィルとか
ファニーゲームとかも見たいけどないんだよなー。